書類の退職理由と、口頭の説明は分けて考える

自分の意思で退職する場合、書類では「一身上の都合により」と簡潔に書くのが一般的です。上司との相談では、希望する退職日や引き継ぎなど、手続きに必要なことを伝えます。書類に個人的な事情を細かく書くことが、常に求められるわけではありません。

自己都合の退職願・退職届の一般例

書類本文の例
退職願一身上の都合により、〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
退職届一身上の都合により、〇年〇月〇日をもって退職いたします。

転職や家庭の事情など、自ら退職を選ぶ場合の一般例です。会社書式に理由欄や選択肢がある場合は、事実と合っているかを確かめて記入します。

療養・家庭の事情などを伝える場合

口頭での例は「家庭の事情により、〇月末での退職を希望しています。引き継ぎについてご相談させてください」です。療養が必要な場合も、無理に詳しい病状を共有するのではなく、必要な手続きや勤務の調整について確認しましょう。

休職・休暇や働き方の変更を検討している段階なら、退職の書類を先に提出する前に、人事担当などへ制度を確認してください。

会社都合・退職勧奨のときは、そのまま使わない

解雇、退職勧奨、事業所の閉鎖、労働条件をめぐる問題などがある場合に、自己都合の例文へ機械的に置き換えないようにします。退職願の提出や文面が、自分の意思で辞めたことを示す資料として扱われる場合があります。

納得していない退職や、理由の記載に食い違いがある場合は、署名・提出前に事情と書類を確認し、総合労働相談コーナーなどへ相談してください。離職理由の最終的な扱いも、退職願の一言だけで決まるわけではありません。

理由を書いたあとに確認すること

  • 自分が希望している退職なのか、会社から求められているのかを整理した。
  • 書類の記載が実際の事情と食い違っていない。
  • 退職日、書類名と文末が合っている。
  • 疑問がある場合に、提出前に確認・相談した。

記入する項目の全体見本、書類の違いも確認できます。

参考資料・更新情報

内容確認・更新: / 編集:退職願の書き方ガイド

一般的な書類作成と手続きの案内です。公開資料を照合して編集しており、専門家の監修を受けた記事ではありません。個別の紛争や法的判断については、公的な相談窓口等で確認してください。